接地の工法

接地工事を行う際の工法をいくつかご紹介します。

一般的な接地工法

打ち込み工法

連結式接地棒を地表から打ち込むだけの、比較的簡易な施工法です。接地棒は地表から深さ 1.5~3m ほど打ち込みます。地中に砂利などの障害物のないところに適した工法です。

ボーリング工法

ボーリングマシンを使って穴を掘削し、電極と導電性物質を充填する工法です。掘削穴の直径は 60 ~100mm 、深さは 最大 100m 程度となります。

接地銅板

銅板を埋設する方法です。銅板は地表面に対して水平または垂直に埋設します。避雷設備の接地に多く見られる工法です。

埋設地線工法

地線(銅線など)を地表面に対して水平に埋設する工法です。地線の施工形状に決まりはなく、自由な形で埋設します。この中でも、地線を網目状に敷設する施工法は、網状接地(メッシュ接地)と呼ばれます。

接地抵抗低減材を用いた接地工法

セメント系

埋設地線の周囲に、導電物質が含まれた導電コンクリートを敷設する方法です。山岳地や砂れき地など、広範囲の接地に適応できます。

電解質系

施工箇所に電解質系の接地抵抗低減剤を使い、土壌の大地抵抗率を下げます。


» サンコーシヤの接地製品・サービスを見る