弊社グループ会社社員の博士(工学)の学位授与につきまして『全国雷観測ネットワークの性能向上による雷性状の解明』

CSR

「全国雷観測ネットワークの性能向上による雷性状の解明」

サンコーシヤグループは雷による被害を防ぐ「総合雷防護」のみならず、「観測・調査・分析」についても早期より注力してまいりました。1991年に雷気象情報専門会社(株)フランクリン・ジャパンを創設し、1998年には日本初、全国雷観測ネットワーク「JLDN」を構築しました。観測結果は主要メディア/企業・団体様向けに、また雷害低減/雷気象の調査・研究にも積極的に関与し、データ提供サービスを行ってまいりました。(株)サンコーシヤと(株)フランクリン・ジャパンはこの間、一貫して落雷位置標定精度と検知効率の向上に努めてまいりました。その結果、落雷位置標定精度は、従来は、日本の大部分の場所で約500mであったものが250m以内まで高めることができ、そこで得られた学術的知見も積極的に発表してまいりました。

今般、これら業務遂行の成果として(株)フランクリン・ジャパンの松井倫弘が、令和2年9月11日に国立大学法人静岡大学より博士(工学)の学位を授与されました。学位論文のタイトルは、(株)フランクリン・ジャパンが保有・運用する「全国雷観測ネットワークの性能向上による雷性状の解明」です。

今後は、得られた研究成果の活用と発展的な研究によって日本ばかりでなく世界最高水準の雷観測ネットワーク注)としての信頼を確実なものとし、雷害低減を通じてお客様の問題解決、社会インフラ維持に貢献してまいります。

今後ともサンコーシヤグループの雷ソリューションにご期待ください。

注:主要観測エリアでの落雷位置標定精度は300m以内、10kA以上の電流波高値を持つ雷の検知効率はほぼ100%を実現。

<参考リンク>
全国雷観測ネットワーク(JLDN)
落雷位置標定システム(LLS)

2020/11/17