地絡保護対策
地絡事故は、電撃、小動物、避雷物、倒木などで発生します。
地絡事故時には、レールに地絡電流が流れ、レール電位は大きく上昇。信号設備に絶縁的な弱点箇所があると、信号設備に 200A ~ 500A もの地絡電流(電車電流)が流入し、焼損などの甚大な障害が発生します。
本装置は、地絡電流のバイパス回路を構成することで、地絡電流の信号設備への流入を防止し、信号設備を保護します。
信号設備は、レールおよび大地と接続されている機器があるため、地絡電流が流入しやすい傾向があります。
本装置を設置すると、地絡電流はバイパス回路を流れるため、信号機器を防護できます。
主回路電流耐量 | 700A・10分間、500A・30分 |
---|---|
放電管電流耐量 | 700A地絡故障・40回以上 |
耐電圧 | AC電源端子 - 筐体間:AC3kV 1分間、インパルス(1.2/50μs)30kV 信号出力端子 - 筐体間:AC3kV 1分間 レール側端子およびA種接地端子一括 - 筐体間:AC5kV 1分間 |
絶縁抵抗 | AC電源端子 - 筐体間:DC500Vにて10MΩ以上 信号出力端子 - 筐体間:DC500Vにて5MΩ以上 |
消費電流 | 平常時0.8A以下、電磁接触器(MC)動作1.5A以下 |