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雷防護関連資料 - 避雷針(受雷部)の保護角について

 

旧JISにおける避雷針の保護角について

 
保護範囲 雷から人体及び電気施設、石油コンビナート、ガスタンクなどの設備を守るために設けられている避雷針の保護角は、一般建築物では60°以下、火薬および可燃物性ガス・液体などの危険物を扱う製造所、貯蔵所の場合は少し狭くなり45°とJISで規定されていました。
ただし、この規定は古くからのもので、高さについての考慮がなされていないため、現在ではこの保護角は広すぎて、保護角内であっても安全であるとはいい難いとされている。
その理由は、この規定が作られた時の基礎データが、人工雷発生装置による実験結果であり、放電の規模が実際の雷に比べて小さすぎたので、この実験データと実際の雷観測の結果とが異なることが判明したからである。
 
 

新JISによる保護角

 
IEC規格で1990年に制定されていたものが、2003年に新しくJIS化されました。(JIS A 4201)その際に避雷針の保護角は高さと保護効率が考慮されたものになる。保護する構造物が高くなるほど保護角は狭くなっていき、どの保護レベルにおいても60m以上の構造物は保護角の制定はなされない。これは構造物の側面に落雷する側撃雷は、60m以上の建物になると避雷針で受雷できないからである。
 
保護レベル 保護効率 回転球体法 保護角法(高さ:h) メッシュ法幅(m)
R(m) 20m 30m 45m 60m 60m超過
0.98 20 25° * * * * 5
II 0.95 30 35° 25° * * * 10
III 0.9 45 45° 35° 25° * * 15
IV 0.8 60 55° 45° 35° 25° * 20

*印は、回転球体法およびメッシュ法だけを適用する。

 
保護レベルIV(保護効率0.80)における
避雷針の保護角度
  回転球体法による保護範囲
保護レベルIV(保護効率0.80)における避雷針の保護角度   回転球体法による保護範囲
 
 
 
 
 

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