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雷を知る!基礎知識 - 4. 夏季雷と冬季雷

 

夏季雷

 
夏季に山岳部の東南の斜面は強い太陽にさらされ昼頃には、斜面付近からの上昇気流が強くなる。 地表気温が30℃でも高度8300mでマイナス20℃位となる。 上昇気流は高度が上がる程次第に激しくなり、入道雲が形成される。 ここで条件が(空気の移動速度、空気中の水蒸気の量、気温)整うと、雷が発生がする。 これが夏季雷である。上昇気流中の水蒸気が減少して、潜熱の放出が少なくなり遂に周辺大気と 上昇気流の温度差がなくなると気流の上昇が止まり、ここが雲頂となる。 しかし、下からの上昇気流は継続しているので雲の下方にて雷は続いて発生している。 山岳部で発生した雷雲は発達しながら内陸部に降りてきて海岸部近くで夕方消滅するケースが多い。 また夏季雷の特徴の一つで一度発生すると2〜3日続くことが多い。 特に多い地方は、北関東、中部山岳、奈良盆地、北九州、南九州地方である。
 
 
夏季雷
 
 
 

冬季雷

 
冬、寒冷前線に沿って発生する雷で、世界的に日本の日本海沿岸とノルウェー西岸でのみ発生します。
放電時間が長くエネルギーが非常に大きいのが特徴

冬季雷は世界的にも珍しく、ノルウェーの大西洋沿岸と日本の日本海沿岸に発生する事が知られている。
この雷は、日本では大陸からの冬の冷たい季節風と暖かい対馬暖流から供給される暖められた水蒸気により 日本海上で発生し、季節風に乗り平野部に上陸し、主に、平野部から山岳部にかかる標高数100〜1000mあたりで 雪を降らすと共に落雷し、その後乾燥した風だけが太平洋側に吹き抜ける。 また冬季雷は60mを超す高い構造物が存在すると集中的に落雷する。 これは、冬季雷の雷雲の雲底が、夏季雷の雲底と比較して非常に低く300〜500mしかなく、 そのため60m程度の構造物でも雷界集中が激しく、上向きの先駆放電が発生するためである。 冬季雷の発生地域は、北海道の西沿岸から北九州の北沿岸の、海岸線から内陸20〜30Kmの範囲と、 四国の佐田岬から松山の間の海岸地帯である。 このうち四国の佐田岬から松山に至る海岸では、発生は毎年ではなく、年による差が大きい。
 
 
冬季雷 冬季雷
 
 
 
 
 

雷を知る基礎知識

 

1. 雷とは何か?

2. 雷の発生条件

3. 雷の種類

●4. 夏季雷と冬季雷

 

5. 雷雲の構造

6. 雷の発生状況

7. 雷から身を守るために

8. 雷の規模と被害(送電線)

 
 

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